Tokyo Parisienne

いつかパリジェンヌになるまで

香り

パリのルーヴル美術館でBULYの香水を買った。ミロのビーナス。素晴らしい空間だった。

私は2・3年前までいわゆるデパートなどで売られている、きちんとした香水というものが苦手だった。もともと匂いに敏感なのもあるけど香水そのものがなんだか苦手だった。

中高生の時に周りがつけていたサムライウーマンやらリナリッチの香水も正直好きじゃなかった。500円くらいのコットンキャンディの香りがするフレグランスのが好きだった。チョコレートの香りがするリップとか。

でも今思うと単純に香水(パフューム?パルファン?)は大人の女性というイメージが強いから苦手だったんだと思う。私はずっと大人になりたくなかったから、女性としての自分を認めたくなかったからなるべくそういう「大人の使うもの」を避けたかったんだと思う。
でももういい大人なので素敵な女性になりたいと思うようになってきた。周りの素敵なお姉さん達が使っている香水を試してみようかなと思って少しずつ集めるようになった。


自分の中で許せなかったことが減っていくのは面白い。歳をとるにつれ性格の角が取れて丸くなっていると感じる。このまま穏やかな性格のお姉さんになりたい今日この頃。

(2019/12/15 noteより転載)