Tokyo Parisienne

いつかパリジェンヌになるまで

重たいもの

2月も終わり、ようやっと春ですね。

花粉が最高に辛いが重たい服を脱げるのが嬉しい。昔は、お洒落は我慢!精神だったけど今は軽くて快適な方が良いです。

 

2月は5本映画を観た。以下雑な感想。

・すばらしき世界 

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もう少しネグレクトのところを掘り下げて欲しかった。出所した三上が町のチンピラに噛み付く場面を見た津乃田くんが怯えて逃げるシーン凄い良かった。色々書きたいが観ていない人がたくさんいそうだから自粛。

 

子猫をお願い

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環境が変わっていく中で友情が続くのってなかなか難しいよね。最後の痛快感が良かった。仕事サボってダンスダンスレボリューション踊るところめっちゃ好き。時代感じるよね。

 

・吠える犬は噛まない

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最高に面白いけどちゃんと世の中の問題も提起してる感じが良い。団地の闘争シーンの爽快感。

犬は食べちゃダメ。ポン・ジュノ監督のシニカルな笑いが好きだと思った。

 

・82年生まれキム・ジヨン

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最後があまり納得いかなかった。ジヨンの母がデヒョンに言った台詞、私は拒食症になった時に同じことを母に言われたことがある。びっくりしたし辛かった。ずっと辛い映画だった。私にはまだ早かったです。

 

・はちどり

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監督が「子猫をお願い」に影響を受けたということで楽しみにしていた。ウニ役の女の子がかなりの逸材じゃない?14歳前後のよく分からない大人達や世界に抑圧されてモヤモヤとした時期を思い出した。私もウニのように学校が退屈でした。

重たい内容だけど映像が綺麗だから鬱々せずに見れた。

 

すばらしき世界以外は早稲田松竹で見た。

ミニシアターって良いよね。コアな作品がやっていて視野が広がる感じが楽しい。

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近くにある甘露でおやつを食べるのも楽しみ。

 

家族になんでそんな暗い映画ばっかり見るの?と聞かれた。確かにそうだなと…でもハッピーエンドばかりじゃつまらなくないですか。

私にとって映画を観る行為は、頭の中を整理する感覚で、自分の悩みや考えを掘り下げるような感じなんだよね。だから観た作品を振り返って、今はこういう悩みがあるんだなと知る。ほとんど暗くて重たい映画ばかり観たがるから、1人でふらりと行って号泣するのがお決まりのパターンなんだけど。

着るものは軽く、観るものは重たいもの変な組み合わせだね。